手に入れたいものを毎日想像する
昔、軽自動車に乗っていた頃、心の底ではベンツが欲しいと思っていました。その頃私は、潜在意識の活用を学んでいたので、ベンツに関する情報を集めました。種類、値段、色、仕様など、ベンツのことならどんなことでもわかるほどになりました。
ベンツの写真は部屋中に貼り、財布や手帳の中に入れ、軽自動車のダッシュボードやハンドルの中央にも貼りました。
そうして毎日眺めて2ヶ月たった時、私はベンツを手に入れていました。
想像の世界で手に入れたベンツを、現実の世界でも手にしたのです。
初めての海外旅行はニューヨークがいいと思っていました。ある時ニューヨークに行ってみたいと本気で思うようになり、旅行ガイドを買ったり雑誌を読んだりして、情報収集しました。気分はまるで、もうニューヨークに行ったことがあるようでした。
それから3ヶ月たったある日、私がニューヨークに行きたがっていることを知らない父が私にこう言ったのです。「今年の夏休みは家族でニューヨークに行こう」と。
結婚も、毎日のように思い描いていた理想の人と出会い、入籍することになりました。
長さ5メートル、幅50センチの板が地面に置いてあるとしましょう。板を歩いて反対側にある1万円札を拾ったらあげると言われたら、誰でも喜んで拾うでしょうし、何の問題もなくやれると思います。
ところがこの板を、50階建ての2つのビルの屋上に橋渡ししてあったとしたら、誰も歩こうとはしないはずです。
理論上、状況はまったく同じなのに、ビルの上だとやらないのです。
なぜかと言えば、「想像力」が加わってしまうからなのです。
理論よりも想像力のほうが勝ってしまうのです。
潜在意識は現実と想像の区別がつきません。大脳は、想像の世界で成功したことを、実際の世界で経験したことだと認識してしまいます。
「私は健康で豊かになる」と何度も自分に言い聞かせれば、潜在意識はそれを信用してあなたを成功へと導いてくれるのです。
成功への提案21
想像したことが現実になるのですから、手に入れたいものを毎日想像してみましょう。
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